12月になりました。
冬と言えば寒さと乾き・・・と言われていますが、その寒さと乾きにも種類があり、地域差があります。
私が住んでいる北陸地方はとてもとても湿度が高い地域です。
乾燥する冬でも、関東などの湿度の低い地域に比べると別世界のようです。
元々この地域に住んでいる私などは、それでも秋〜冬になると「空気が乾いてきたなぁ」と感じます。
でも、関東などに長く住んでいた人が北陸に来ると、冬でも「空気が湿っぽくて重い」と感じます。
梅雨が息苦しいことからお判り頂ける通り、湿っぽくて重い空気の中では呼吸器に負担がかかり、腎臓にも負担がかかります。
なので、この地域の空気に慣れていない人にとっては、秋冬も湿っぽくて息苦しいと感じる場合があります。
そんなわけで、よく言われている「空気が乾く秋冬は、水をたっぷり飲みましょう」なんていうのは、湿度の高い北陸においては少々事情が違うようです。
特に、最近他の地域から引っ越してきたという人は要注意。
砂漠のように乾く関東などの地域と違い、湿っぽい空気の中で呼吸をしている北陸地方では、なかなか水を飲んでも吸収されないはずです。
飲み過ぎると、逆に腎臓に負担をかけることになります。
むくみやすい人は特に注意です。
だけどややこしいのは、それでもエアコンなどによって乾燥が酷い場所もあるし、また、元々北陸に住んでいる人にとっては、それでも冬は乾きの影響を受けます。
極端に乾燥する場所・・・暖房のガンガン効いた部屋やお店の中などでは水を飲みたくなることもありますが、北陸独特の重たく冷たいような寒さの中では、いつも言うように温かいスープものがいいですね。
塩気のあるもの、そして脂分がすこし混ざっているといいです。
それで体が温まり、水分も補給されます。
この「温めること」と「水分を摂る」という両方があって、体が潤うようです。
こうして潤い始めると、冷たい水が美味しく飲めるようになってきます。
そうしたら水を飲むといいです。
よほど乾燥していないかぎり、最初から水だけで潤そうとしても、なかなか難しい場合が多いです。
私自身、「冬は水を飲むことが大事」と強く教えられてきたので、以前はそれを無理矢理実行してきました。
「上手な水の飲み方」というのもいろいろあって、試してもみましたが、なかなかうまくいかなかったんです。
周りの人に勧めても、どうもうまくいかない。
それで色々確かめた結果、やはり地域差というのは大きいな、と思い至った次第です。
ところで、昨夜私はある会合で居酒屋にいたんですが、その店の中がとにかく乾燥していて、手や顔がカサカサになってくるんです。
それで、手元のおしぼりでずっと湿らせていたんですが、そのおしぼりもすぐに乾いてしまいました。
最初に温かいウーロン茶を頼んだんですが、これでは全く温まりもせず、潤いもしませんでした。
お茶では元々水分補給効果が期待できませんが、特にウーロン茶はダメですね。
お酒類も全然ダメ。
そこで鍋を注文し、ようやく体が温まって水分も少し補われたところで、急に冷たい水が飲みたくなって、大き目のグラスに入った水を2回続けてオーダー。
昨日飲んだ飲み物の中で、一番美味しかったです(笑)