本当にやりたいことなら、「まあこんなもんか」「今の自分ならこれくらいかな」と限定せず、どこまでもワクワクする自分の理想を思い描くこと・・・
これが願望実現の鉄則で、潜在意識を活性化させる起爆剤となるわけですが、かといって現実を無視して突っ走れ、というわけではありません。
むしろ現実とどう向き合うかが鍵で、やはり物事を現実的に動かすためには、現実的な行動が必要です。
もっと簡単に言えば、物を動かすには、身体を動かさなければなりません。
意思だけで、目の前のグラスに水を注ぐことはできません。
いくら「念力」をこらしても、蛇口から水は出てきません。
身体の能力には、必ず限界があります。
時速60キロで走れる人間はいません。
自力で空を飛べる人間はいません。
参考までに、数年前のこちらの動画をどうぞ。
(前半の説明が長いので、実践部分からご覧ください。)
最初の話と矛盾しますが、我々人間ができることには限度があるのです。
大事なのは、その限度を受け入れることだと思います。
逆に言えば、できないことを知る、ということです。
実は、人間はできないことをやろうとすると、苦痛を感じるようにできているのです。
簡単な例では、食べることのできないものを口に入れても不味くて食べられません。
トップスピードで走り続けようとしてもすぐに息が切れ、足がもつれ、倒れこんで苦しい思いをするでしょう。
これらを無理に続ければ、場合によっては命を落とすことにもなります。
このように、あなたが「克服しなければならない」「何かしなくてはいけない」「実現しなければならない」ということが、完全に自分の能力を超えたものだということはないでしょうか?
「自分の能力は」というよりは、人間の能力そのものを超えているのかもしれません。
また、ほかの人の能力ならできても、自分にはできないもの、というのも、やはりあるのです。
自分には向いていないもの、自分には向いていない方法・・・それには「心の癖・体の癖」の理論が参考になるかもしれません。
もし、頑張れば頑張るほど逆の結果がでる、何年やっても全く進歩がない、ということならば、それは最初の願望設定自体が間違っているのかもしれませんね。
そもそも、「○○しなければいけない」ということ自体、それは義務であって願望ではない可能性が高いです。
多くの人が「責任感」「使命感」として感じていることも、実は義務感の勘違いかもしれません。
やらない自分はダメ人間になってしまう、やらない自分はダメ人間と「思われてしまう」という恐怖感からくることのほうが多いのです。
そこには必ず追い詰められたような、切羽詰まったような感覚があります。
本当にやりたいことなら、そこにはワクワク感、希望で胸が熱くなるような感覚があるはずです。
そこをよく見極めてみる必要があります。
追い詰められて能力を超えたことをやろうとすると、必ず「誤作動」を起こします。
今何かと大変な時期ですが、多くのデマや誹謗中傷などが出回ってしまっているのも、誤作動の一種でしょう。
誤った正義感が起こした「バグ」です。
専門的なことは、その能力や経験を持った専門家の意見に冷静に耳を傾けるのが一番です。
※願望実現方/潜在意識のしくみと使い方については、願望実現法講座第1弾・第2弾にて詳しく学ぶことができます。