地域によっては既に桜が満開のようですが、こちら福井ではようやく咲き始めたばかり。
見頃は4月に入ってからでしょうね。
桜ばかりでなく、色々な花が咲き始めている季節です。
花が咲くということは、これから受粉が始まるということです。
つまり繁殖の季節です。
動物達も同じく繁殖期を迎えています。
私達人間は特別にそういう時期が限られてはいませんが、やはり繁殖にかかわる生殖器の働き、性的なエネルギーが高まる時期であることは、前にも何度か書いた通りです。
もう少し細かいことを言えば、腰椎4番という骨(背骨の下の方)の動きが良くなるのが春です。
ここがカチカチに固まっていると、性的な働きが鈍ります。
性的と言っても、性欲や性行為そのものの働きばかりではなく(もちろんそれらとの関わりが一番強いのですが)、例えば母性といったものもそれに当てはまります。
自分を強く見せようとか、かっこ良く見せようとかいうものも、背後には性の働きがあります。
腰椎4番の動きが悪くなってしまうと、そういうものまでなくなってしまいがちです。
人の目が全く気にならなくなったり、だらしない姿を平気で見せられるようになったりというのも、腰椎4番の鈍りの表れと言えるでしょう。
歳を取るとだんだんそういう傾向が強くなりがちですが、でも一方で、ある程度年齢を重ねても、どこか艶があるというか、色っぽさを醸し出している人もいます。
それはやはり、腰椎4番の弾力がある人なんですね。
そんな人は、腰がきれいに反っているものです。
その腰の反り、クビレが、見た目上でも色っぽさを醸し出しているわけですが、4番に弾力のある人は、ホルモンのバランスも良い傾向があるようです。
この腰椎4番の弾力を良くするには、そしてその弾力を保つにはどうすればいいのでしょう?
ヨガなどで動きをよくしておく、というのも一つの手でしょう。
だけど実際には、的確に4番に的を絞って動かすというのは、簡単ではありません。
腰を反っているつもりで、もっと上で背中を反っている人が多い、というのが現実です。
なのでこれは、できるだけ直接指導を受けた方がいいでしょう。
でも本当は、物理的に4番を動かすだけでは足りないのです。
内面から動き出すような働きかけがないと、本当の弾力は得られません。
これも以前少し触れましたが、本当はワクワク・ドキドキするような心の働きが必要なんです。
これが4番の動きもよくするし、ホルモンの分泌も良くします。
一番いいのは恋愛でしょう。
だけどこればかりは相手があってのことだし、誰でもできるものではありません。
でもそれ以外にも、あると思うんですよね、楽しめることは。
好きなことをやってみるのもいいし、結婚している人でもちょっとオシャレをして、少しだけ異性の目を気にしてみる、というのも大事だと思うんですよ。
若い人たちがアイドルに夢中になるのも、その有り余るエネルギーのはけ口の一つです。
ある程度の年齢の人でも、たとえば韓流ドラマに夢中になる人も多いようですが、そういうことに興味を持つのは悪いことではないですよね。
とにかく4番が活性化してくると、「色」を好むようになってきます。
動物達が求愛する時に、色鮮やかな体の模様を見せるのと同じようなものでしょう。
発情期であり、4番の動きが本来活性化するこの季節、色鮮やかな花々に心が惹かれるのも自然なことなんですね。
ならば思う存分、その花々の色を楽しむことも、腰椎4番の活性化に実は繋がっているわけです。
花ばかりではなく、着るものや持ち物、インテリアにも少し色を加えてみるとか。
『色』は、『色気』の素でもあります。
あまり強すぎるのは気分が悪いですが、さりげない色とさりげない色気は、心も体の健康の素でもあります。
同じく『香り』も。
腰椎4番の働きは、鼻の働きにも影響が深いです。
4番が活性化する春は、香りにも敏感になります。
この季節に漂う花の香りもまた、4番の働きを活性化してくれます。
そして動物達は、香りによってもまた、異性の色気を感じ取るものです。
ところで、何か好きなことに夢中になるといっても、ガツガツと集中しすぎるのは逆効果です。
必死になることと夢中になるのこととは別物です。
「やらなきゃいけない!」という強迫観念的なものを背負っての集中は、かえって腰椎4番を硬直させてしまいます。
時にはそれがもの凄い集中力となって表れることもあるのですが、それは色気とは全く別の物のようです。
むしろホルモンバランスを崩し、体調を崩すことのほうが多いようです。
まぁとにかく、これからは花の色や香りも味わいやすい季節です。
色々と新しいことが始まり、人との出会いも、増えやすい時期ですね。
まずはそういった環境を充分に満喫することが、春の体・心を豊かにする第一歩だと思います。