「今年こそは◯◯を克服したい」
「今年こそは□□を実現したい」・・・
そういうことをお正月には思うものですが、しかし本気で自分を変えていくということは、決して楽なことではありません。
なぜならそれは、今までこだわってきた考え方、信念…というようなものを、捨てていくことが必要だからです。
そういったものが、今まで自分を変えないようにしていたからです。
プライドを捨てること、と言い換えることもできますね。
それはとても不安なことだと思います。
またそれは、今まで見ないようにしていた自分のウィークポイントとか、自分の足を引っ張っていた自分の姿とか、そういう自分の中のネガティブポイントに気づく、という作業でもあります。
時には、今までの自分が間違っていたかのような、空しい気分になることさえあります。
今まで嫌っていたことの中に、実は大きなヒントが隠れていることもあります。
「嫌い」だといって、苦手なことを避けてばかりいたから変われなかったのかもしれません。
かといって、嫌いなものを急に好きになることなんてできないですよね。
嫌悪感でイライラしながら、そのヒントを受け入れなければならない場合もあります。
また、自分の本当の姿、特に自分の弱い部分を誰かに指摘されたりしたら、非常に腹立たしく感じるものです。
優れたセラピストやコンサルタントならば尚更、そういうところを鋭く見抜いてしまいます。
だから、本当に効果のあるセラピーというのは、決して気持ちのいい、心が休まるようなものばかりではないのです。
なぜなら、今まで避けて来たことに目を向けたり、今まで恐れてたことに立ち向かったり、今まで騙してた自分に向き合ったり、今まで隠してた自分の傷に向き合ったりしなければならないからです。
そのようなプロセスは、決して気持ちいいものではないはずです。
それはあくまでも、「本気で向き合った時」に限っての話ですが、やはり本当は、恐くなったり、腹が立ったり、納得できなかったりすることのほうが多いんじゃないかと思うんです。
全てを許されたような、心が癒されたような、解放されたかのような、そういうセラピやセミナーは、確かに気が楽です。
満足感や幸福感も得られることでしょう。
しかし、その満足感や幸福感は、「今までの自分でじゅうぶんだよ、そのままかわらなくていいよ」ということに対する安心感です。
つまり、結局今までと変わらないのです。
よく、セミナーやセラピーの後はすごく元気になって、モチベーションも上がったけど、すぐにまた元通りになってしまった、というような話があるでしょう?
ちなみに受けるほうだけじゃなくて、セラピストやセミナー講師にとっても、癒される様なセミナーは楽なのです(笑)
受講者からの評判はすこぶるいいはずです。
セミナーの直後にはポジティブな感想も寄せられるはずです。
だけど、その癒しや許しだけでは、どうしても変えきれない部分があります。
そしてそういう部分こそ、真剣に向き合っていかなければいけない自分の潜在意識の奥にある最重要ポイントなのです。
それはいわゆる究極のツボみたいなものです。
身体のツボと同じで、本当に変化するための「心のツボ」は、刺激すると少し痛いです。
もちろん、痛みに耐えられないほどの刺激を与えたのでは壊れてしまいますから、適度であることが必要なのですが。
2020年、本当に変化したいと思っている方は、ちょっと痛い、そんな自分の心のツボを探してみてはいかがでしょう?
※福井自然体健康塾の潜在意識講座シリーズ「願望実現法講座」(CD)では、そんな心のツボをみつけ、安全に刺激していく方法をレクチャーしています。
日々の日常の中で実践していけます。ぜひ取り組んでください。