梅雨の体

体と心の話

梅雨になると、その湿度の高さや暑さの影響もあって、腎臓(特に右)や肝臓に負担がかかり、その結果右半身が縮み、腰が捻れる人が増えてくる傾向があります。

そのせいで体が重たくなったり、足がむくんでだるくなったりする人も多く、動く気がしなくなる、なんていうこともあります。

 

でも、だからといって動かないでいると、エネルギーとでもいいましょうか、体の中に力が余って、それがイライラとして現れたり、病気で発散したり、愚痴ばっかり言いたくなったりする・・・。

だけどこの時ばかりは、重い体にムチを打って、頑張って動き始めると、つらいのは最初だけで、意外に動けたりもするんですね。

 

そして出づらかった汗も、一気に吹き出してきます。

水の溜まったダムの水門を開くようなもので、水の圧力で水門は重たくなっているけれど、開くと一気に水が流れ出て、一気によどんだ水が溢れ出て、流れはよくなり、新鮮な水がまた入り込むわけです。

 

とにかく梅雨は体が重く、鈍りがちなので、体のキレも悪いです。

特に体を捻る動きがやりにくい傾向があります。

捻ろうとしても、特に脇腹あたりが固くなっていて、引っかかって捻れない。

だけど、その引っかかりに逆らって、伸ばそうとすると妙に気持ちいい・・・

その感覚がまた、捻れている時の特徴なんですね。

 

体が捻れると、「抵抗を乗り越える感覚」、つまり少し無理をすることに、心地よさを感じる傾向があるんです。

元々体の捻れがある「捻れ型」という体癖がある人(特に8種)には、元々そういう傾向があります。

無理難題を乗り越えることに快感を感じるのです。

なので頑張りすぎる癖があります。

 

ともあれ、梅雨の時期というのは、その捻れ型(8種)的な心身の状態に、誰もが少し近づく傾向があるんです。

そして8種の人には元々多いんですが、体が捻れると、喉が痛くなったり、声がかすれたりという、喉の問題が出やすくなります。

そういった場合も、しっかりと体の捻れ調整をしておくことが大切です。

 

ともかく梅雨は、積極的に体を動かし、いい汗をかくようにしましょう。

 

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