先日はブログのほうに、「気持よさ」を感じるからこそそれは心身に吸収される、という話を描きました。
これは、身体への直接的な刺激についても、基本的には同じことがいえます。
たとえば整体法などの押圧なども、気持がいいから効くのです。
しかしちょっとばかりこれは奥が深くて、ただ気持いいだけで終わったのでは、本当は物足りないのです。
「軌道修正」をするためには、気持よさだけでなく、少し刺激的なものが必要だからです。
軌道が逸れてしまった、つまりたとえば病気になったとか、何らかの問題を抱えてしまったとか、そういうもの自体が、「気持よさのズレ」から起こってきているからなんですね。
少々話が矛盾するようですが、いくら気持いいからといって、全てが体や心に合うものだとは限りません。
人間の感覚は、それほど完璧なものではありませんから。
その「ズレ」が溜まってきた時に、人は「病気」を起こします。
心理的なものであれば、病気ではなく、何らかのトラブルや悩み事といった形で現れます。
つまりそうした病気やトラブルは、そのズレを精算するために起こっているのだということができます。
その病気やトラブルは、決して気持のいいものではありません。
だけどやはり、必要なものです。
気持よくないからといって、避けることはできないものです。
しっかりと向き合って、経過させ、終わらせることで、ズレが解消され、本来の健康な心身に戻っていくものですから。
整体の刺激や、心理指導といったものは、そういう「精算のための病気や悩み事」を、きちんと経過させ、終わらせるために行われるものです。
だから、ただ単に「気持いい」だけで終わったのでは、やはり足りないのです。
当塾の整体は少しばかり痛みを伴うことがありますが、それはこういった理由からです。
気持よく体に溶け込むだけの刺激では、誤った方向に進んでいるものを修正することができません。
現状で満足して終わりです。
アドバイスが少々厳しい内容であることも多いのも、そのためです。
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