胃腸の疲れと肝臓、腎臓〜デトックスについて

体と心の話

年末年始にはどうしても食べ過ぎてしまうものです。

 

胃腸の疲れが出ている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は胃腸の疲れよりも、肝臓、腎臓などの疲れのほうが問題だったりします。

 

胃腸の疲れとちがって、あまり自覚症状がないからです。

そして、肝臓や腎臓の疲れというのは、そのまま血液の汚れの問題につながっているからです。

 

ところで、1月7日には「七草粥」を食べるという習慣があります。

この七草粥にはいろんな意味があるようですが、身体的な面からいうと、これはやはり、「デトックス」効果が期待できるということなのです。

 

一般的には、七草に含まれている栄養分が体にいいとか、そういうふうに思われているのかもしれません。

しかし、ちょっと穿った見方かもしれませんが、この七草は、「体に悪い」のです。

 

何故悪いのか、というと、この七草は、あまり美味しいものではありません。
(調理の仕方によりますが。)

元々、独特の「えぐみ」「苦み」を持っているものがほとんどですよね。

 

つまり、そういうものは、体に合わないんです、本当は。

口に合わないものは、基本的に体に合いません。

味覚というのは、そういうためにあるのです。自分の体に必要なものを欲しがるように、人の感覚器はできています。
(正常なら、の話ですが。)

 

だから、こういう「えぐみ」の強いものを食べると、体は拒否反応を示すのです。

下痢をしたり、吐き気を催したり。

 

 

しかし、人間の体は複雑なもので、そういう「えぐみ」のあるもの、体に合わないようなものを妙に欲しくなったり、必要になったりすることもあるのです。

 

これも極端な話ですが、犬や猫が具合の悪い時に、普段食べない草を食べて吐く、ということがありますよね。
これと同じ様な理由です。

 

どうしても体が「デトックス」を必要としている時期に、あえて刺激になるようなものを摂ることによって、それをきっかけに下痢をしたりして、余分なものを出すようになるのです。

 

 

七草に限らず、春の野草には、このような苦み、えぐみのあるものが多いです。

それは一説によると、冬の間に溜め込んだ皮下脂肪の排泄を促すため、とも言われていますが、ともかく春は比較的下痢をしやすい季節であるのは確かです。

 

 

いずれにしても、年末年始に食べ過ぎた人は、まずその食べ過ぎを習慣化させないように歯止めをかけることが第一ですね。

 

七草粥などのデトックスを促すようなものもいいですが、これ「しか」食べない日を作る、というのが大事なことです。

せっかく七草粥を食べても、お昼は大量にいつも通り…とか、七草粥といつも通りのおかず、というのでは全く意味がありませんからね(笑)

 

 

あと、肝臓、腎臓の手当てなどをすると、思わぬ下痢をしたりすることもあります(特に肝臓)。

毒出しの整体操法などをするとそういう反応が起こることが多いです。

都合が付く方は整体の際に受けてみてください。

 

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