「スーパーで売っているものは化学調味料が使われているから・・・」
「市販の牛乳は機械処理されたものだから・・・」
いろいろ気にし過ぎるあまり、食べるもの限られていき、買い物をするのが恐くなっていく。
するとこんどは水が恐くなってくる。
水道水なんていうものはもちろんのこと、市販のミネラルウォーターも加熱処理されて成分が壊れているし、でも非加熱処理のものにはカビが混入・・・
大気中には公害物質やウィルスがいっぱい混ざっていて、マスクを欠かせない・・・
しかしそのマスクの材質や生産過程で使われる薬品などが気になって仕方ない・・・
そういえば着ている服も心配で、材質や染料、洗剤などにも有害なものがいっぱい含まれている・・・
本人は安全に気をつけているつもりなんだけど、それも気にし過ぎたのではどんどん自分の生活を窮屈にしていくばかり。
安心して暮らしたいが故のことなんだけど、自分の身の回りには有害で危険なことばかりに思えて、気になって仕方がありません。
目にするもの、手にするもの、口にするもの、全てが「これは危険なものではないだろうか?」とビクビクしてしまいます。
やがて怒りも沸いてきます。
日本という国は、こんなにも危険な国なのか?
子ども達の将来はこんなにも危険にさらされているのか??
政府は、こんなに危険なものを野放しにしているのか?
政治家と大企業とが利権でつながっているからなんじゃないのか??
テレビを見ていても、政治家の言うことは嘘ばかりに思えてくる。
国民をだましているとしか思えない。
企業のCMも、国民を洗脳しているとしか思えない。
テレビ局も真実は報道しない。
・・・そんな疑いばかりが沸いてくるようになります。
大げさに思えるかもしれませんが、そういう人って実際いるわけです、結構多く。
こういう状態の人に共通しているのが、眉間の緊張です。
眉間(前頭部)を緊張させる、つまり眉間に力を集めるということは、特定の方向に意識を強く集中させる、ということです。
比較的身近な例を挙げれば、ルールを破っている人がいないかを見張る時。
不良品がないかを検品している時なんかもそうです。
しらない内に眉間にシワが寄っているはずです。
それが続くと、ほんの僅かな違反や不良も気になってくるようになります。
特定の感受性ばかりが鋭くなりすぎてしまうわけです。
普通なら別にどうってことのないものまで、悪いものに見えてくる。
ちなみに、眉間というのは、あえて強く意識を集めるような訓練をしすぎると、幻覚などの本来見えないはずのもの、感じないはずのものまで感じるような、ある意味超能力的なものが芽生えるようにもなる場所でもあるんです。
しかしそういう能力を強化すると、頭に力が集中しすぎるせいで、よく頭痛が起こるようになります。
そこまでではない人でも、眉間・前頭部に力が集まりすぎる人は、アレルギー症状をよく起こすようになる傾向があります。
とにかく様々な過敏症を引き起こすわけです。
それは物質的なものから精神的なもの・・・たとえば言葉に対する過敏症、他人の顔色に対する過敏症なども含めて様々です。
また、眉間の緊張の影響で、すぐ近くに位置する目と鼻にも影響が出ます。
眉間が緊張すれば目に力が入って内に寄りますし、鼻の上部の奥に力が集まり、鼻の働きがおかしくなるのです。
さらに、眉間と連動するのは腹部、特に「みぞおち」です。
みぞおちの緊張により、お腹の上部が張った状態で、大変息苦しくなる傾向があります。
喘息を引き起こす人はほぼ間違いなく鳩尾が固いですが、その背景には眉間・前頭部の緊張というのもあります。
ともかくそういう人は、真ん中に狭く寄ってしまった眉間を広げていかなければなりません。
そういう表情を作ることも大事ですが、自然にそういう表情になるようなことをすることが一番理想的ではあります。
そして狭く一方向に寄り過ぎた考え方、物事に対する視野を、もっと広くしていくことも大事です。
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