お腹の重要性についてお話ししてみたいと思います。
今までも何度か書いてきたと思いますが、ともかく身体面でも、そして心理面でも、お腹はいろんなことを現しています。
特に気になるのは、子供のお腹です。
何かの症状を訴えて連れて来られるお子さんのほとんどが、お腹が張っているんです。
特にへそより上から、ろっ骨にかけて。
そもそも子供の体は、お腹の上のほうが出っ張っているものですけどね。
いわゆる「幼児体型」っていうのがそうですよね。
子供はまだ腰が発達しきっていないですから、その裏側の腹も、下腹が発達していません。
「腹がどっしり据わった子供」ってのは、なかなかいないですよね。
だから腹でも上半分に、そして胸のほうに力がたまりやすいわけです。
つまり「腹にぐっとこらえる」ということができません。
これはもう、生理的なしくみといっていいでしょう、子供というのはそういうものだと思ったほうがいいです。
なのにずっと我慢を強いられている子や、いつも緊張感を持って過ごしている子は、腹の上部や胸に常に力が入っていて抜けないでいます。
それで、異様に腹の上部が固くなっていたり、ろっ骨が盛り上がっていたり、胸に力が入りすぎて呼吸器を痛めたり、胸が逆に凹んでいったり、ということにもつながるわけです。
ちなみに、お腹の上部には横隔膜があって、それが下に下がることで息が入るわけです。
しかしそこを固くして、横隔膜の動きを悪くすると、こんどは胸を大きく動かさないと息ができません。
しかし実際、ろっ骨に覆われている胸は、大きく膨らんだり縮んだりはしないものですよね。
だから息が浅く、粗くなります。
ちなみに呼吸が深くできないと、皮膚呼吸でもそれを補う必要がでてきます。
だから呼吸器の問題は、皮膚の問題(アトピーなど)にも大きく関わっているわけです。
ともかくそういった意味でも、お腹というのは常に柔らかく、弾力ある状態でることが理想です。
もちろん大人もです。
お腹が広がらないと、腹にこらえ、腹に収める余裕がなくなります。
胸にばかりたまって、胸がムカムカしやすくなる…つまり、すぐムカついたり、息巻いたりするようになりやすいわけです。