どんなに「体にいい」とされているものを食べ続けても、量がすぎれば毒にしかなりません。
「健康食品」と言われているものを多用している人に、実際には中毒状態のような体になっている人が多いのはそのせいですが、それでも「これがいい」と頭の中で決めつけているせいで、体が拒否反応を示していることにも気づかない。
逆に、体が飢えている時というのは吸収力が高いですから、僅かな食べ物の中からでも身になるものを徹底的に取り込もう、という働きが強くなるのです。
たとえばこれは、睡眠不足の人などでも同じなんです。
なかなか寝る時間が得られないような時は、ほんの数分、座ったまま居眠りをしただけでも少し楽になるでしょう?
眠りに飢えている時には、ほんの短時間でも「深い眠り」が得られるのです。
「心の栄養」でも同じです。
毎日毎日、新しい「癒し」のことばかり考えている人は、いくら癒されても足りないのです。
むしろ、毎日忙しく動き回っている人のほうが、ほんの些細なことで心が潤ったりする。
勉強したいことがあるのに、忙しくて学べない人のほうが、その忙しい合間の数分の勉強に集中出来たりする。
体や心というのは、何でも詰め込みすぎるとダメなんです。
当塾の体育てというのは、「あれがダメ」「これがいい」と決めつけていくものではなく、出来る限り体の要求に耳を傾けていこう、というものです。
そうしていくと、とても生活がシンプルになっていきます。
少なくとも、家の中が健康グッズだらけ、本棚には健康関連書だらけになっていく、なんていうこともなくなるでしょう。
毎日30分のジョギングと30分のヨガ、20分の瞑想と30分の半身浴、週2で岩盤浴、サプリメントを15種類・・・なんていうこともなくなるでしょう。
健康であるということは、自由であるということだと思うんです。
身も心も自由です。
いつの時でも「自由」というのは環境次第で奪われたり得られたりするものではなくて、自分自身の内側にあるものだと思います。
・・・ちょっと話が大きくなりましたが、とにかく当塾でお伝えしている体や心の健康法というのは、そういうものです。
あれもこれも気にしていくのではなくて、最終的には何もいらなくなってくること、それを目標としています。
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