近年、日本人のサッカー選手がヨーロッパの強豪国のチームへ移籍する、という例が増えています。
まだ世界的にはランクがさほど高くない日本のチームからの移籍というのは、確実に「ステップアップ」と言えるでしょう。
だけど、日本国内の有名選手であっても、才能があると言われている選手であっても、必ずしも海外で成功できるわけではないようです。
日本代表のエース級の選手達でさえ、ヨーロッパのチームでは控え選手に甘んじている場合などもあります。
だけど、物事を成し遂げるということ、しかもそれが「ステップアップ」のためとなると、それは当然通らなければならない道なのかもしれません。
今までと同じレベルでいいのであれば、それはステップアップでも何でもないのですから。
「一筋縄ではいかない」という言葉がありますが、新しいこと、自分を変えるためのことというのは、全て一筋縄ではいかないものです。
最初に立てた予測や期待通りには、物事が進んでくれないケースのほうが多いでしょう。
「目標を紙に書いて、成功イメージを繰り返せば、その通りに実現する」・・・なんていうのは嘘ですよ。
現時点での予想や計画は、現時点での自分のレベルで組み立てたものにすぎないからです。
それらを実現するのは、未来の自分です。
だから、現時点での自分には想像もつかないようなことが起こります。
時にはそれが大きな「壁」となって立ちはだかります。
確実に夢を叶えていける人、結果を出せる人というのは、この壁にきちんとぶち当たり、そして乗り越える方法を模索した上で、突破できた人なわけです。
ところが・・・
この壁にぶち当たった時に、様々な言い訳をする人がいます。
たとえば、「ああ、今はこれを実現するタイミングじゃないんだな」とか。
「これは、自分に合っていないというメッセージなんだな」とか。
そもそも、その目標や夢は自分のものであるはずです。
だから「タイミング」だとか「合う合わない」なんていうのは、自分が決めるものであるはずです。
なのにまるで、タイミングは向こうから「やってくる」かのような・・・
メッセージは天から、神様から「与えられる」かのような・・・
そういう発想自体が、既におかしいのです。
タイミングとか、メッセージだとか言っている時点で、その人は自分が握るべきハンドルを手放し、アクセルから足を離してしまっているのです。
誰か他人が運転する車に乗せられているだけか、最初から行き先もルートも決まっている電車に乗せられているだけなのです。
確かに、世の中には避けられない出来事、自分だけでは決められない物事がいっぱいあります。
だけどそんな中にいても、自分のハンドルさばきによって行き先を変えることができるのです。
高速道路では決まった方向にしか走れないにしても、どこで降りるか、どこで乗り継ぐか、どこまで行くかは自分で決められるのです。
そうすると、全国各地、どこへ行くにも意外にも数多くの選択肢があることが分かってきます。
とにかく新しい道へ進もうとする時、新しい経験をしようとする時、その時には必ず壁に当たるものです。
そんな時は、神様のメッセージを聞こうとしても、ナントカ暦でタイミングを調べても、占いで進む方向を決めても無駄で、自らの手でハンドルを握りしめ、アクセルを踏み続けるしかないのです。
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